すべての子供が安心してふれ合える居場所づくり
2025年3月に行った活動の様子をご報告します。参加してくれた子どもたち、本当にありがとう!
私たちの目指すのは、子どもたちの放課後を楽しい体験で満たすことです。すべての子どもたちが安心して集い、楽しめる場所を作ることです。特に、不登校の経験がある子どもたちが気兼ねなく心を開ける場所でありたいと思っています。この場所はただの集まりではなく、地域の中で温かくつながる居場所です。
また、世界中で愛される「マインクラフト」通称「マイクラ」を通じて、子どもたちは遊びながら学び、創造力を伸ばしています。マイクラの魅力はゲームの楽しさだけでなく、学習効果の観点からも注目されています。この体験を通じて、子どもたちがもっと自由に、もっと楽しんで成長していくことを願っています。
3月3日(月)に開催した活動のようす
今日は雪が舞い散る中、小さなおうちにたどり着くと、外まで元気いっぱいの子どもたちの声が響いてきました。先週は春を思わせるような暖かさだっただけに、この寒さがなんだか不思議です。
玄関を開けると、すぐに「早くタブレット貸して!」という待ちきれない子どもたちの声。どうやら、お友達同士でMinecraftをする約束をしていたらしく、その時間が来るのをずっと楽しみにしていたのでしょう。この日は、サバイバルモードでモンスターと戦うグループと、クリエイティブモードで大きなおうちを建てるグループに分かれて、あちこちから「見て見て!」という声が飛び交っていました。
特に建築グループは、3人で協力しながら「ここはこうしよう!」「あ、それいいね!」と、まるでプロの建築チームのように楽しそうに話し合っています。とはいえ、ひとりだけ少しサボり気味で、モンスターにちょっかいを出しているのはご愛嬌です。
夕食の献立

今日の献立は、焼きたての餃子。台所ではジュウジュウと餃子が焼ける音がして、それに誘われたように女の子がそっと近づいてきました。小声で「私、今日の朝も餃子食べたんだよね…」と恥ずかしそうに言うので、「でも、美味しいものなら、何回食べても嬉しいでしょう?」と笑いかけると、「うん!」と嬉しそうに返してくれました。
一方、男の子はご飯を3杯もおかわりして、焼き餃子にはラー油をたっぷりとかけて食べる姿はまるで小さなフードファイター。おかわりをよそうたびに「もっと食べる!」という元気な声が飛んできて、その食欲にこちらも圧倒されるほどでした。
食後は少しはゆっくりするのかなと思いきや、隣の部屋では鬼ごっこやくすぐり合いが始まって、笑い声が絶えませんでした。特に「もうダメ!」と逃げ回る声や、「待て待て!」と追いかける声が交互に響いて、その場にいるだけでこちらまで楽しくなってしまいます。
お迎えが来るその瞬間まで、全力で遊び続ける子どもたち。玄関先で「また来るね!」と笑顔で手を振る姿に、自然とこちらも笑顔になった一日でした。
3月10日(月)に開催した活動のようす
今日は「子どもたちの姿が見えないな~」と思っていたら、しばらくして元気いっぱいの声が外から聞こえてきました。どうやら、みんなで石神井公園の近くまで遊びに行っていたようです。「どんなことをして遊んできたの?」と聞くと、「鬼ごっこした!」「池の周りを探検したよ!」と、それぞれ楽しそうに話してくれました。
帰ってくるなり、子どもたちはマインクラフトに夢中です。今日もいつの間にか、サバイバルチームとクリエイティブチームに分かれて、それぞれの冒険を繰り広げていました。見つけた村を自分たちの家に改築したり、資源を集めて工夫を凝らしたりと、どの画面を覗いてもみんな真剣そのもの。それぞれが自分のアイデアを活かしながら、夢中になって遊んでいました。
そんな中、誰かがふと「石神井公園でまた遊びたい!」と言い出しました。すると、あちこちから「行きたい!」「でも、ご飯の時間までに帰れるかな?」と次々に声が上がります。みんなで相談しながら、どうやったら時間内に帰ってこられるかを真剣に話し合っていました。遊びの中で、自然と時間の管理や計画を立てる力が身についていくのを感じます。
夕食の献立

今日の夕食は、混ぜうどん。子どもたちに「今日のご飯はなに?」と聞かれ、「うどんだよ」と答えると、「え〜朝もうどんだったんだよ!」と笑いながら言う子も。でも、混ぜうどんが大好物だという女の子は、「やった!おかわりしよっと!」と嬉しそうにお椀を持ってきました。こうして、みんなで楽しく食卓を囲む時間は、毎回ほっとするひとときです。
食後は、再びマインクラフトの続きを楽しみながらのんびり過ごしました。思い思いに遊びながら、時折「ここ見て!」「すごいの作ったよ!」と嬉しそうに報告し合う姿が微笑ましいです。公園での遊びも、ゲームの時間も、どちらも子どもたちにとって大切なひととき。今日もたくさん笑って、たくさん遊んだ一日でした!
3月17日(月)に開催した活動のようす
さあ、今日は放課後キャンパスクラブの最終日です。昨日の雨もすっかり止み、気持ちの良い青空の下、小さなおうちへと向かいました。自転車を停めていると、ガラガラと窓を開ける音がしたので振り向くと、「荷物持ってあげるよ!」と手を伸ばしながら子どもが声をかけてくれました。あたたかいその気遣いに感謝しつつ、お礼を言いながら中に入りました。
「タブレット貸して!」と中に入るなり子どもたちが集まってきます。どうやら今日は、みんなでマインクラフトで遊ぶ約束をしていたようで、私の到着を待ちわびていたみたいですね。みんながテーブルに集まると、早速マインクラフトの世界に飛び込んでいきました。
地下の秘密基地づくりに夢中になる子や、冒険を楽しむ子、それぞれ楽しみ方は違います。「あ、村見つけたよ!」と嬉しそうな声が響くと、「え、あたしも行きたい!」とみんなが集まってきます。村の探索を終えると、今度はイカダを作って新たな冒険の旅へ。途中でピリジャーの前哨基地を発見し、ピリジャーとの戦いに悪戦苦闘。「やられた~!」と悔しがりながらも、友達と一緒に何度も挑戦し、大いに盛り上がっていました。
夕食の献立

「今日のご飯は何かな?」と気になり始める子どもたち。「さっき揚げ物っぽいのが見えたよ!」「じゃあ、から揚げじゃない?」と予想合戦が始まります。子どもたちの顔は興味津々で、みんな食事の時間が待ちきれない様子です。「正解はから揚げだよ」と伝えると、「やった~!」と喜びの声が部屋いっぱいに広がり、飛び跳ねる子もいました。食卓につくと、「いただきます!」と元気な声が響き、サクサクのから揚げを美味しそうに頬張ります。苦手な食べ物はお友達と交換しながら、「これ美味しいね!」「チキンナゲット最高!」などと、楽しそうな会話が弾んでいました。
さて、今回で放課後キャンパスクラブは一旦終了となります。2年9ヶ月に渡り、延べ477人の子どもたちが参加してくれました。一緒に過ごした日々を振り返ると、一つひとつが貴重で温かい思い出ばかりです。みんなの元気いっぱいの姿や笑い声が今も耳に残っています。子どもたちやご家族の皆さんと過ごせた素敵な時間に、心から感謝しています。また違った形で子どもたちに再会できる日を楽しみにしています!本当にありがとうございました。
活動の予定カレンダー
ボランティア(支援会員)募集
休日の時間を少し活用して、地域の活動に参加してみませんか?
大学生も歓迎しています。東京都練馬区が活動拠点です。
<活動場所・日時>
開催場所 | 東京都練馬区石神井台2丁目26−26 |
活動日 | 毎週月曜日(ホームのカレンダーをご確認ください) |
活動時間 | 16:00~20:00 |
参加時間 | フルタイムでなくても大丈夫です。気軽に参加してください。 |