すべての子供が安心してふれ合える居場所づくり
2024年11月に行った活動の様子をご報告します。参加してくれた子どもたち、本当にありがとう!
私たちの目指すのは、子どもたちの放課後を楽しい体験で満たすことです。すべての子どもたちが安心して集い、楽しめる場所を作ることです。特に、不登校の経験がある子どもたちが気兼ねなく心を開ける場所でありたいと思っています。この場所はただの集まりではなく、地域の中で温かくつながる居場所です。
また、世界中で愛される「マインクラフト」通称「マイクラ」を通じて、子どもたちは遊びながら学び、創造力を伸ばしています。マイクラの魅力はゲームの楽しさだけでなく、学習効果の観点からも注目されています。この体験を通じて、子どもたちがもっと自由に、もっと楽しんで成長していくことを願っています。
11月11日(月)に開催した活動のようす
2週間ぶりにみんなで集まる放課後の居場所が開かれました。小さなおうちに着くと、たくさんの自転車がずらりと並んでいて、「あ、来たよ!」と元気な声が出迎えてくれます。今日も楽しいひとときが始まりそうです。
中に入ると、子どもたちが自由に遊び、興味深いことに夢中になっていました。とある男の子はPSPという携帯型ゲーム機を分解中。「何してるの?」と声をかけると、目をキラキラさせて「修理してるんだ!」と教えてくれました。こうして自分の好奇心を満たす瞬間が、子どもたちにとってとても大事なんですよね。
そのうち「タブレット貸して!」と子どもたちが集まってきます。今日はいつもの拠点に作ったお店のカウンター越しに、オークションごっこを始めました。エメラルドとアイテムを交換したり、ネザー行きのチケットを取り引きして大盛り上がり。「高すぎるよ!」と値切り交渉まで飛び出し、子どもたちの豊かな発想に感心しきりです。
夕食の献立
「あたし、お昼きゅうりしか食べてない」とお腹が空いて夕食が待ちきれない子もいます。そんな中、今日のご飯がハンバーグだと知った瞬間、「マジ、やったー!」と歓声をあげる子どもたちも。以前は好き嫌いが多く、苦手なおかずをそっとよけていた子も、今では「ハンバーグ食べられないから誰か食べる?」と声をかけ、友だちと自然に分け合えるようになりました。その成長に思わず心が温かくなります。
さて、食事を終えると、子どもたちは早速「マイクラ」で遊び始めました。「7時30分になったら教えてね」と頼まれたので理由を聞いてみると、「お迎えに来るまでの30分間はゆっくりしたいから」とのこと。しっかりと自己管理ができている姿に感心してしまいます。
気づけば8時。帰る時間になると、急に静かになって少し寂しくなりますが、また次回が楽しみです。
11月18日(月)に開催した活動のようす
この日は、小さなおうちで行われている学習支援の日でした。小さなおうちに入るときに、ちょうど帰る子どもたちとすれ違いました。「こんにちは!」と元気に挨拶してくれる姿に、こちらも自然と笑顔になりました。ああ、こういう瞬間があるから、地域での活動は本当に温かいなと感じます。
中に入ると、ホットカーペットの上に集まった子どもたちが、タブレットを囲んで4人対戦のゲームに夢中でした。ひとつのタブレットに4人がそれぞれのボタンを押して遊ぶので、自然とみんなが近くに寄り合い、大盛り上がり!「なるほど、これはよく考えられたデザインだなぁ」と感心してしまいました。
さて、今日のマインクラフトは二つのグループに分かれて遊ぶようです。一つはサバイバルモードで冒険に出発し、もう一つはクリエイティブモードで建築バトルの準備中。それぞれが「どっちの家に住みたい?」と判定してもらうために、素敵なお家を建てようとアイデアを出し合っていました。子どもたちのスキルがぐんぐん伸びていて、「こんなに上手になったんだなぁ」と、しみじみ成長を感じるひとときでした。
夕食の献立
夕方6時を過ぎたころ、みんなが集まってきたので、夕食の準備を始めました。今日のメニューは、みんな大好きな鶏の唐揚げです。以前は、苦手なものがあるとそのまま残してしまうことも多かった子たちが、最近では「これ食べる?」と自然に声をかけ合って交換し合うようになりました。小さな成長の積み重ねが、本当に嬉しいです。「あたし、唐揚げ大好き!」と言っておかわりをしている女の子の姿に、こちらもついつい笑みがこぼれました。
食事が終わった後は、再び自由時間です。Switchのゲームで遊んだり、YouTubeを見ながらのんびりしたり、お迎えが来るまでそれぞれのペースで過ごします。こんなふうに一日がゆっくりと流れていく中で、子どもたちの笑顔や会話が聞こえてくると、この活動を続けていて本当に良かったと思います。地域の中で育まれる温かなつながりを、これからも大切にしていきたいです。
11月25日(月)に開催した活動のようす
今日は小さなおうちに到着すると、いつもより少し静かな雰囲気が漂っていました。自転車が少なく、落ち着いた感じ。でも、その静けさの裏では、子どもたちの熱気あふれる遊びが始まっていました!
部屋の中ではレーザー銃のおもちゃを使った撃ち合いが繰り広げられていて、子どもたちは真剣そのもの。「胸のセンサーが赤色になったら負け!」というルールのもと、笑い声と歓声が絶えません。彼らの姿を見ていると、まるで自分もその中にいるかのようなワクワク感が湧いてきます。
そして、さらにエネルギーを発散したい子どもたちは、外へと飛び出していきました。「あたしもう疲れた〜」と笑いながら走るのをやめても、すぐにまた追いかけられて、再び走り出す姿に、こちらも思わず笑みがこぼれます。一人の女の子が「みんなの写真を撮りたい!」とカメラを欲しがり、私からカメラを受け取ると、みんなに声をかけながら楽しそうに写真を撮り始めました。走り回る子どもたちをカメラで追いかけている彼女の姿は、本当に楽しそうで、みんなが息を切らしながらも笑顔いっぱいで遊ぶ様子が微笑ましいひとときでした。
小さなおうちのお庭は広々としていて、敷地内だけでも十分に駆け回れます。今日はそんな広いお庭が舞台となり、子どもたちは思いきり走り回りながら、外遊びを満喫しました。
夕食の献立
夕方になると、みんなの大好きな夕食タイム。今日のメニューは、子どもたちに人気の「焼きそば」。普段あまり食べないという女の子も、「あたし、大人用のお皿がいい!」と目を輝かせておねだりし、他の子たちも夢中で箸を進めていました。
夕食後は、みんなでリビングでのんびりタイム。YouTubeを観ながら、好きな音楽を流したり、倍速で再生して変な音になってしまうのを聞いて大笑いしたりと、リラックスした時間を共有しました。そんな姿を見ていると、ただの動画鑑賞の時間も、子どもたちにとっては特別な瞬間に変わっているんだなと感じます。
今日もたくさん笑って、たくさん遊んで、心温まる一日でした。こうした何気ない日々の積み重ねが、子どもたちにとってかけがえのない思い出になっていくのだと思うと、本当に嬉しいです。次はどんな楽しいことが待っているのか、今から楽しみです!
ご参加くださりありがとうございました。
また次回も子供たちに再会できることを楽しみにしています!
活動の予定カレンダー
ボランティア(支援会員)募集
休日の時間を少し活用して、地域の活動に参加してみませんか?
大学生も歓迎しています。東京都練馬区が活動拠点です。
<活動場所・日時>
開催場所 | 東京都練馬区石神井台2丁目26−26 |
活動日 | 毎週月曜日(ホームのカレンダーをご確認ください) |
活動時間 | 16:00~20:00 |
参加時間 | フルタイムでなくても大丈夫です。気軽に参加してください。 |