すべての子供が安心してふれ合える居場所づくり
2024年10月に開催した活動の様子を書き送ります。参加してくれた子供たち、ありがとうございました!
私たちのミッションは明確です。放課後の時間を、子供たちの心が躍る貴重な瞬間に変えること。発達に障害を抱えている子供や不登校の経験がある子供たちにも、安心して心開ける場を提供したい。ここはただの場所ではなく、地域の中で暖かな居場所を目指しています。
さらに、今、全世界で愛される「マインクラフト」、通称「マイクラ」の魔法の世界を、子供たちと一緒に体験しています。ゲームとしての魅力はもちろん、実はこのゲーム《学習効果》の観点からも大きな注目を浴びているんです。それを体感しに、私たちの活動に参加してみませんか?
10月7日(月)に開催した活動のようす
季節の変わり目で、涼しくなったと思ったらまた暑くなったりと、なんとも気まぐれな天気が続いています。体調を崩しやすいこの時期ですが、小さなおうちからは元気いっぱいの子供たちの笑い声が聞こえてきます。子供たちは私の姿を見つけると、一目散に駆け寄り「手伝うよ!」と荷物を運んでくれる、その小さな手に元気をもらう毎日です。
「ねぇ、早くタブレット貸して!今日はマイクラで冒険するんだ!」と、子供たちの目はキラキラと輝いています。ひとり、またひとりと集まるうちに、みんなでマイクラの世界に飛び込んでいきます。それぞれの遊び方があって、自由な発想でブロックを積み上げて遊ぶ子もいれば、サバイバルモードで勇敢に冒険し、モンスターと戦う子もいます。ある男の子は、前回から夢中になって作っているお祭り会場をさらに立派に作り上げていて、まるで本物のお祭りにいるような気分にさせてくれました。一方、女の子は可愛らしい円形の花壇を作り、その周りで「鬼ごっこしよう!」と楽しそうに遊んでいました。
夕食の献立
おやつの時間が来ると、みんなでワイワイと楽しみながらお菓子をつまみますが、早くも「今日のご飯はなに?」と質問攻めに。今日はみんなが大好きなカレーライス。「やったー!」と喜ぶ声が響き渡る中、ひとりだけ浮かない顔の男の子が。理由を聞いてみると、どうやら最近もカレーを食べたばかりとのこと。でも、いざカレーが目の前に出されると、いつの間にかその顔には笑顔が戻り、お皿もきれいに空っぽにしていました。
食後は、それぞれの時間をゆったりと楽しむひととき。YouTubeを見たり、再びマイクラで遊んだり、「眠くなっちゃった…」と言いながらゴロゴロしていたり。それぞれが自分らしく、のんびりと過ごしています。迎えの時間になると、ひとりの女の子が「まだ帰りたくないよ〜!」と名残惜しそうに寝転んでいましたが、次回また遊べることを楽しみに、今日はお別れです。
こんなふうに、子供たちの笑顔や元気に囲まれて、私たちもまたエネルギーをもらっています。次回の活動が今から楽しみです。皆さんも、ぜひ一緒にこの楽しさを感じに来てくださいね!
10月21日(月)に開催した活動のようす
すっかり秋めいてきたと思ったら、急に30℃の夏日が戻ってきたり。そんな季節の変わり目、小さなおうちにもさまざまな変化が訪れます。そんな思いを胸に、小さなおうちに足を踏み入れると、元気いっぱいの子供たちの声が迎えてくれました。入口の門へ向かうと、そこには子どもたちが楽しそうに柿拾いをしている光景が広がっていました。なんとこのお庭には大きな柿の木があり、みんなでたくさんの柿を集めていたんです。
その後、子どもたちはテーブルに集まり、マインクラフトでの冒険が始まりました。今日はふたつのグループに分かれて、それぞれのワールドで遊ぶことに。みんなで協力し合って素材を集めたり、拠点を作ったり、村でかくれんぼをして笑い合ったりと、どこからも楽しそうな声が聞こえてきました。
夕食の献立
「ご飯できたよ!」と声をかけると、男の子が「今日はこたつのある部屋で食べよう!」と提案。そうなんです。なんと、はやくもこたつが登場していました。秋の訪れと共にみんなでこたつを囲んでの食事、これ以上の幸せはありません。そして今日のメニューはとんかつ!みんな大喜びで、ある男の子はご飯を三杯もおかわりしていましたよ。
テーブルでは、子供たちが苦手な食べ物を交換し合う微笑ましい場面もありました。「僕はこれが苦手だけど、君は好きなんだね」なんてやり取りが自然と生まれて、いろんな好みや考え方に触れ合うことができました。こうした小さな交流が、子供たちにとって大きな学びになってくれたら嬉しいです。
食事の後も、お迎えの時間まで再びマインクラフトで遊び続ける子どもたち。仲間と一緒に夢中になれる時間、そしてこたつを囲んでの笑顔溢れるひととき。この場所が子供たちにとって、楽しくて温かい居場所であることを心から願っています。
10月28日(月)に開催した活動のようす
肌寒くなってきた今日この頃ですが、子どもたちは相変わらず元気いっぱい。半袖姿で駆け回る子どもたちの横で、小さなおうちの縁側に腰を下ろしていました。その傍らには、何かの電子機器が分解されていて、基盤やパーツが散らばっています。聞けば、あの男の子が液晶テレビを分解して中を観察していたそうです。好奇心旺盛で、何でも興味を持って触れてみるその姿に、思わず笑顔がこぼれました。
さらに、YouTubeをのぞいてみると、ガラスを溶かしてオタマジャクシのようなものを作っている映像が。何を作っているのかな、と尋ねてみると「これはオランダの涙って言うんだよ」とのこと。そんなことを知ってるなんて、本当に驚きます。彼らの知識と興味の幅広さには毎度感心させられます。
さて、いつも通り子どもたちが「マイクラ」遊びを始めると、「俺が〇〇くんと約束してたんだ!」とか「今日はこっちのワールドで遊ぼうよ!」といった声が飛び交い、誰が主導権を握るかの熱い話し合いが始まります。結局、ふたつのグループに分かれて遊ぶことに決まりました。ある女の子は桜の素材を使って、可愛らしいピンク色のお家を一生懸命作っていました。その隣では、男の子が「カフェを作るんだ!」と張り切ってブロックを積み重ねています。それぞれの創造力が自由に羽ばたいている様子は見ていて本当にほほえましいものです。
夕食の献立
そんな中、「今日のご飯なに?」とお腹を空かせた子どもたちからの質問が飛んできます。今日のメニューは焼きうどん。野菜や椎茸をちょっと避けつつも頑張って食べている子がいたり、「おかわりするけど、うどんだけね!」とリクエストしてきたり。「そんなの難しいよ〜」と返すと、「じゃあ自分でやる!」と、自分で器用にうどんだけをよそっていました。その姿には思わず笑ってしまいました。
夕食が終わると、しばしのリラックスタイム。お迎えが来るまでの間、子どもたちはホットカーペットの上でゴロゴロ。温かい毛布に包まれながら、みんなでおしゃべりをしたり、のんびりと過ごしていました。こんな何気ない時間が、子どもたちにとっても私たちにとっても大切なひとときなのだと感じます。心も体も温まる、そんな夕暮れ時でした。
ご参加くださりありがとうございました。
また次回も子供たちに再会できることを楽しみにしています!
活動の予定カレンダー
ボランティア(支援会員)募集
休日の時間を少し活用して、地域の活動に参加してみませんか?
大学生も歓迎しています。東京都練馬区が活動拠点です。
<活動場所・日時>
開催場所 | 東京都練馬区石神井台2丁目26−26 |
活動日 | 毎週月曜日(ホームのカレンダーをご確認ください) |
活動時間 | 16:00~20:00 |
参加時間 | フルタイムでなくても大丈夫です。気軽に参加してください。 |