すべての子供が安心してふれ合える居場所づくり
2024年2月に開催した活動の様子を書き送ります。参加してくれた子供たち、ありがとうございました!
私たちのミッションは明確です。放課後の時間を、子供たちの心が躍る貴重な瞬間に変えること。発達に障害を抱えている子供や不登校の経験がある子供たちにも、安心して心開ける場を提供したい。ここはただの場所ではなく、地域の中で暖かな居場所を目指しています。
さらに、今、全世界で愛される「マインクラフト」、通称「マイクラ」の魔法の世界を、子供たちと一緒に体験しています。ゲームとしての魅力はもちろん、実はこのゲーム《学習効果》の観点からも大きな注目を浴びているんです。それを体感しに、私たちの活動に参加してみませんか?
2月1日(木)に開催した活動のようす
昼間は温かな日差しがありましたが、風が強まり、夕方には冷え込むようになりました。そんな中、窓の外から中をうかがう男の子の姿が目に入りました。先に来ていたお姉さんと「何やってるんだろうね~」と笑いながら話していると、その男の子が中に入ってきました。そして、その手にはなんとランチパックが!たまごサンドが大好物なんですよね。
次々と子どもたちが集まり、最近の学校での出来事などを話しながら、マインクラフトのワールドに入っていきます。ひとりの女の子がバックからマインクラフトの本を2冊取り出し、多くの付箋が貼られているのが見えました。「ねぇ、今日これ作って!」とお願いされたのが、ハチの形をした可愛らしいお家でした。そして、その他の子供たちは、マイクラの世界の中でおままごと遊びを始めています。みんなで話し合って役割を決めて楽しんでいましたね。
さらに、夕食前に突然ダンスパフォーマンスが始まりました!さらに盛り上がり、まるでアイドルのようなライブがスタート!名前やライブ前の挨拶の台本を考えたりして、子供の想像力に驚かされます。
夕食の献立
だんだんと子供たちの「やりたい!」というお手伝い欲が強くなっていて、「もっとないの~?」と積極的に尋ねてきます。子供たちだけで楽しむ夕食の時間は、週に一度の特別なひとときとなっており、その明るく楽しそうな様子がとても印象的でした。そして、お母さんたちが迎えに来る時間まで、マインクラフトで遊び続けていました。
2月8日(木)に開催した活動のようす
ガラガラっと玄関の扉が開く音が聞こえたので振り向くと、女の子が何かを頭の上に抱えて入ってきました。その《何か》が床に転げ落ちると、なんとそれは水が入った風船だったことが分かりました!話を聞くと、学校で男の子にもらったらしく、一緒に参加しているお友達に見せるために持ってきたそうです。さて、今日は前回お願いされて作れなかった「ハチの形をしたお家」を、マインクラフトの世界に作ることから始めました。みんなは思い思いの遊びを楽しんでいます。そして、全員が揃って探索をしていると、突然襲撃イベントが始まりました。角笛の音が鳴るたびに、子供たちのキャーと言う叫び声が響き渡ります。そして、勇敢にも剣を片手に戦いに挑むのでした。
また、違う男の子はArduino(アルドゥイーノ)というマイコンボードを持ってきて、電子工作に挑戦しています。あと、すごく精密に作られたマジックハンドを持ってきて、みんなに貸してあげていましたね。
夕食の献立
夕食の時間になると、毎回子供たちがお手伝いをしてくれるので助かっています。今日の献立が鶏の唐揚げだと知ると、大喜びしていましたよ。夕食の後はおままごとで遊びながら、誰が家族の役を演じるのか、みんなで話し合って決めて楽しそうでした。
2月15日(木)に開催した活動のようす
最近は、一番乗りでやってくることが多い女の子が、扉を開け、笑顔で入ってきました。「こんにちは」と挨拶を交わすと、息を切れしている彼女の姿が見られました。「どうしたの?」と声をかけると、「急いでダッシュで来たんだ!」と喜びを溢れる声で話してくれました。その後、彼女はリュックサックからマイクラの本を取り出し、「今日はこのハートの家を作ってほしいの!」とリクエストをしました。ふたりでマインクラフトの準備をしていると、すぐに年上のお姉さんも到着。「今日は私もそっちのワールドで遊んでいい?」とお願いをして、一緒に遊ぶことになりました。年下の女の子が望むハート型の家を、「私、建築するの得意だから」と言いながら、年上のお姉さんが速やかに完成させました。さすがですね!そんな光景を背景に、他の友達も集まり、場が一層賑わいを見せました。
別の男の子はArduino(アルドゥイーノ)というマイコンボードを持ってきて、電子工作に挑戦しています。「オレ回路図わかるから」と自信満々に、LEDランプを点灯させるプロジェクトに夢中になっていました。その熱中ぶりは、本格的なプログラミングにも及び、参考書とキーボード配置図とにらめっこしながら、タイピングの練習に励んでいました。
夕食の献立
「私、お手伝いする!」と言い放ったかと思えば、「やっぱり遊びに行く!」と、子供たちは忙しなく動き回っていました。また、入り口の外で遊び始めると、年上のお姉さんが心配そうに様子を伺っていてれて、とても助かりました。ありがとう!夕食を食べ終わると、最近ブームの家族ごっこが始まりました。みんなで物語の設定を話し合って考えたりして、楽しそうに過ごしていましたよ。
2月22日(木)に開催した活動のようす
子供たちを迎え入れる準備をしていると、入り口のガラスドアに人影らしきものが見えました。顔を入り口に振り向けると、女の子が笑顔で立っていました。彼女が入ってくるなり「暑い暑い」と言葉を漏らします。どうやら、急いで走ってきたために体がポカポカと温まっているようです。さて、仲良しのお友達もやってきて、マインクラフトで遊び始めています。リュックサックから本を出して、「今日はドラゴンの噴水を作って〜」とお願いされたので、私も一緒に遊ぶことにしました。子供たちは「みんなでお城を作ろう!」と盛り上がっていました。やがて、みんなが揃うと、ネザーの世界を冒険したりして楽しんでいました。
別の男の子は、手作りのラジオを持ってきて誇らしげにみんなに自慢していました。また、ドローンもリュックサックから取り出し飛ばそうとしたのですが、ドローンとコントローラーのペアリングが上手くいかず、また次回のお楽しみとなりました。
夕食の献立
この日は夕食を早めに済ませたため、「やった、まだ7時じゃん!」と、後も遊べる時間が多いことを喜んでいました。週末に学校行事でダンスを披露するらしく、スマホで音楽を流しながらダンスの練習などをして盛り上がっていました。その踊りの上手さに、私たち大人はただ感心するばかりでした。
2月29日(木)に開催した活動のようす
「外から姿が見えたよ」と言いながら、女の子がやって来ました。イヤーマフを取りながら「このモフモフ可愛いでしょ」と嬉しそうに見せてくれたのです。「そうだね、これはユニコーンかな?」と話しかけていると、彼女はリュックサックからいつもの本を取り出しました。すると「今日はね〜、これ作って!」とお願いされたのが、なんと昆布の自動栽培機でした。「ご飯の準備をしてからね」と約束をしていると、他のお友達もやって来ました。みんなが揃ったのでマインクラフトの町づくりのスタートです。どうやら、前回から地下に秘密基地を作っているようです。「ここは倉庫にしようよ!倉庫っていうのはね…」と話しながら、みんなで盛り上がっていましたよ。
男の子が大きな荷物を抱えながら入ってきました。「今日は何を持ってきたの?」と尋ねると、「パソコンを持ってきた!」と彼は答えました。最近ハマっているArduino(アルドゥイーノ)でプログラミングするために、借りているパソコンだそうです。パソコンをテーブルにセットし、電子工作の準備を整えて、プログラミングに熱中していました。
夕食の献立
さて、子供たちがお腹が空いたということで、夕食の準備を始めました。いつもヨーグルトを出しているので、今日はプリンにしたのですが、なんと「あたしプリン苦手!」という子供たちが意外と多いことに驚きました。「来週はヨーグルトにしてね」とお願いされましたよ。食事の後は、いつものおままごとを楽しんでいました。
ご参加くださりありがとうございました。
また次回も子供たちに再会できることを楽しみにしています!
活動の予定カレンダー
ボランティア(支援会員)募集
休日の時間を少し活用して、地域の活動に参加してみませんか?
大学生も歓迎しています。東京都練馬区が活動拠点です。
<活動場所・日時>
開催場所 | 東京都練馬区石神井台3丁目20−9 R-SPACE |
活動日 | 毎週木曜日(ホームのカレンダーをご確認ください) |
活動時間 | 16:00~21:00 |
参加時間 | フルタイムでなくても大丈夫です。気軽に参加してください |