#011|桃太郎電鉄 教育祭りに参加しました

ポッドキャスト|文字起こし
Podcast Transcript

みなさんこんにちは、放課後キャンパスクラブ発起人の只野です。この番組は、発達に障害を抱えた子どもたちも気兼ねなく、安心して過ごせる地域に開かれた放課後の居場所づくり活動の様子を、声のブログとしてお届けします。

今日は、先日参加した『桃太郎電鉄 教育祭り』についてお話をしたいと思います。ゲーム「桃太郎電鉄」、通称「桃鉄」はみなさんやったことありますか?私は、ファミコン世代で、小学生の時に「桃太郎電鉄」をやっていました。最近では Switch でも人気でしたね。最近の「桃鉄」を、私はちょっとやっていませんが、小学校の時にやっていた思い出があります。「桃太郎電鉄」といえば、貧乏神ですよね。キングボンビーがいるんですけども、私が今関わっている子供たちも「桃鉄」を YouTube のゲーム実況を見て知っています。それで、「桃太郎電鉄」のことを話してくれている子供もいます。そして、「桃太郎電鉄」の教育版というものが開発されています。

コナミさんが、来年4月にリリース予定の『桃太郎電鉄』の教育版の開発をしています。それを、主に学校の先生たちを対象にしたイベントで紹介するそうです。私は、子どもたちにプログラミングを体験するために『Minecraft』というゲームを使っているのですが、そのゲームにも教育版があります。だから、今回の『桃太郎電鉄』の教育版には、とても興味を持っています。

本来なら学校の先生しか参加できないイベントだったのですが、放課後の居場所づくり活動を行っているため、私も参加させていただけないかとメールで確認しました。すると、「参加してください」という返事を頂きました。そして当日のイベントは、銀座にあるコナミの新しいeスポーツビルで行われました。メディアのカメラも入っており、おそらく200人か300人が来場しました。とても盛況なイベントでした。

ゲームと言えば、悪いイメージがありますよね。子供の頃、よくゲームをしていると「目が悪くなるから勉強しなさい」と言われましたが、私は子供の頃にはドラゴンクエストが流行っていて、早起きして遊んでいたことを思い出します。だから、ゲームは悪いことだと捉えられがちです。イベントには多くの先生が参加してくれていました。その点では驚きでした。

しかし考えてみれば、私たちファミコン世代は40代になりつつあります。私自身は40代ですが、40代から50代になる世代が会社や社会の組織で重要なポジションになりつつあります。それによって組織内の意思決定にも影響を与えることがあると感じます。また、子供たちに一人一台のタブレット端末が配られることも大きいと思います。

それで、教育版のゲームを学校の授業に取り入れるためには、一人一台のパソコンやタブレットの端末が必要です。これは過去にもよく問題になっていましたが、現在は国の政策で一人一台のタブレット端末が小学校で配られているため、すべての授業に適した環境が整っているため、こういったゲームが本格的に授業に取り入れられるきっかけとなっているのではないかと思います。

この教育版のゲームは、基本的なものはほとんど変更されていないということです。それは特別な設定や内容があるからではなく、基本的なゲームがそのまま残っているからです。先生たちはこのゲームを授業に活用するために、自身のアイデアを取り入れることができます。「桃鉄」は、各地に存在する電車を使ってサイコロを振って進む、基本的なすごろくゲームです。サイコロを振って8つの電車を動かし、目に止まった街で物件を買ったりすることができます。このゲームを通して、一般的には各地の社会や街、特産物、街名などを覚えることができます。

また、そのゲームはお金を扱うゲームの一つであるため、お金に関する勉強にも使うことができます。「桃鉄」は、お金の計算も必要になるため、算数の知識が必要になります。また、理科でも何か活用できないかと考えられます。先生たちは、このゲームを授業で活用するために様々なアイデアを持っています。特に、教育版として、管理画面のような機能を先生がコントロールできるようになっています。

また、ゲーム中で「貧乏神」が登場することもあり、一発逆転するような感覚を楽しむことができますが、貧乏神がちょっと悪さというかお金を使ってしまうため注意が必要です。金額が0よりもマイナスになってしまうような場面があり、これは子供たちにとってかんしゃくを起こすきっかけにもなります。そのため、ゲームのシステムの調整がされており、お金の激しい上下がなく、ビンゴ貧乏神が出ないようになっているそうです。

そしてこのゲームの主要な開発をサポートしてくれる先生方によって、ゲームのシステムはもう完成していると言われています。私もこのゲームを教育に活用することに大賛成です。

私も「桃太郎電鉄」が公開されると利用したいと思っていますが、残念なことに、来年の4月からリリースする予定だそうです。まずは、学校限定となっているため、少し残念です。ただ、今後は、私のような放課後の地域活動をしている団体にも貸し出して、使用を広めるそうですが、はじめは学校だけとなっているとのことです。

個人的には、「桃太郎電鉄」が学校限定となっている点が残念だと思っています。それは、先生が管理するツールがあるため、子供たちがゲームだけをすることを防ぐことができるということは理解できますが、私は、子供たちに自由にやらせ、ゲームを通して夢中になって学ぶことができるのではないかと思います。教育版の「桃太郎電鉄」が授業時間だけに制限されるのはもったいないと思っているのが、私の個人的な意見です。

デモ画面を見る限りでは、漢字にふりがなが振られていないようです。小学4年生以上を対象にしているようですが、4年生とはいえ、学習に対して得意不得意があることを考えると、4年生以下の子供たちも同じように活用できるようにアクセビリティな機能を持っているほうが良いと思います。私は、ふりがなを振る機能を追加して欲しかったです。このようなアクセビリティな機能は、すべての人、すべての子どもたちに対して提供することが大前提だと思っています。

それで、「桃太郎電鉄」のふりがなを使うかどうかは、子供たちが自分で選ぶことができるようにしてほしいと思います。アクセシビリティは、すべての人に提供され、そしてそれを使うかどうかは、子供たちが自分で選ぶことができるのが理想だと思っています。だから、ふりがながないことは少し残念だと思いますが、今後のアップデートで実装されることを期待しています。私自身は、「桃太郎電鉄」の教育版をとても期待しており、学校関係者ではないため使用できないことは残念ですが、子供たちと一緒に買って遊ぶのも楽しそうだと思っています。

Switch を持っている子もいるので、桃鉄の『教育版』が使えない場合は、少し桃鉄を買ってみようかと思った。桃鉄は、みんなでワイワイやるのが楽しく、それが醍醐味だ。子供たちと一緒にやったら、また面白いし、社会的な地理や特産物など、多くの学びが得られるかもしれないと思ったイベントでした。

活動をサポートしてくれるボランティアさんも大募集しております。マインクラフト好きな方とか、料理が得意な方とか、子供たちと遊んで、放課後を健やかな時間にするように、手助けしてくれる方を随時受け付けていますので、ぜひご連絡をお待ちしております。よろしくお願いいたします。

はい、最後にお知らせです。ぜひ番組の感想や活動へのメッセージなど、フォームから送ってください。詳細欄にフォームへのリンクを掲載しています。それでは、また次回の放送でお会いしましょう。さようなら。